正月の大地震と航空機事故が意味する日本の未来をズバリ解説。それは台湾進攻で起こる南西諸島の全島民脱出避難が起こることを示す。

 元日といえば、その年がどんな年になるか思いを巡らす日です。2日もまた、朝起きる直前に初夢を見る日です。だからこの両日に起きる特徴的な出来事は、日本人の習慣として、未来、多くはその年に起こりそうなことを想起させるものです。

兆し、前兆、象徴現象

 昔読んだ漫画、横山光輝の『三国志』には、戦の前に軍旗が折れて、その戦が負け戦になることを悟る、というシーンが描かれていたことが思い出されます。軍旗は軍のシンボル=象徴なので、それが折れるというのは不吉なことなのです。

 イギリスのチャールズ皇太子(当時)と故ダイアナ妃が離婚した時に王室の所有する城の1つが火事になったことも象徴現象です。イギリスでは王室の誰かが離婚すると城が火事になるということが歴史上繰り返されたそうで、イギリス国民に比較的知られていることだということです。

 国の中心ということでは、自民党から民主党に政権交代することになる衆院選挙が行われたのは、国会議事堂が、建設以来初めてとなる外壁掃除をしている最中でした。政権がどちらの党に行くか、国民が固唾を飲んで見守っているとき、象徴現象の知識がある人には、政権が交代することが前もって分かったのです。

 記憶に新しいところでは、旧田中角栄邸、娘の田中真紀子さん夫妻が住んでいた邸宅が火事で全焼したことが典型的な象徴現象です。目白の田中邸といえば、政治家田中角栄が現役だったころ、「日本で起きることは全てここ目白で決まる!」と啖呵を切って、一般人にはそれが本当のことに聞こえるくらい、日本の金権政治の中心地、正に象徴でした。田中角栄の仏壇に線香とろうそくをあげていた時に、そこから出火しました。

 折しも田中角栄の作った田中派の末裔で、最大派閥として日本の政治を牛耳っていた阿部派が、裏金問題で派閥解散の流れが決まったタイミングでした。田中派は後継者を決められず、5人による集団指導体制であったことから、政策集団として生き残るにしても、幾つかに分裂することは必至で、実質的に田中角栄の確立した金権政治の中枢派閥の消滅です。

 目白の田中邸の火災と旧阿部派の解散。この2つの出来事の共通要素を取り出すことが象徴現象を利用する方法です。その共通要素とは、田中角栄が起源であること、金権政治の中心であること、それが無くなったこと、です。

 象徴現象は占いの根本原理であり、世間ではまだ認められていないというだけで、占いをする者にとっては正に科学現象そのものです。以後に書くことは、この象徴現象の根本原理を使って未来の出来事を私が説明したものです。

恐らく台湾進攻がある

 以上を持って元日、2日の出来事を考察します。私は、元日の大地震は自然現象なので、特定の色を持たず、これから起きる出来事が全体として大きな損害が出すことを、一般的に告知したものだと思います。2日の航空機事故は、旅客機の乗客が命からがら奇跡的に全員脱出に成功し、一方で、海上保安庁の隊員に犠牲が出た出来事です。こちらははっきりと色を読み取れます。海外で広く報じられたニュースでは、ニュースの核は、奇跡的であること、全員脱出に成功したことです。だから何故その奇跡が起きたのかという理由も、視聴者の聞きたい部分でした。その理由とはご存じのように、航空会社ではそういう事態が起きることは事前に十分に想定していて、準備をしていたし、訓練をしていたからです。2つの出来事は正月に2日続けて起きたことですから、正月に特別な意味を見出す日本人に取っては衝撃で、ほとんどの日本人が関心を持たざるを得ない出来事でした。

 以上から、元日、2日の出来事が兆し、前兆として示すこれから起きる未来の出来事の象徴要素が取り出せます。それは、全体として大きな損害を出すこと、奇跡的であること、全員脱出に成功すること。その事態が想定されていること、準備されていること、訓練もされていること、海上保安庁が係わり犠牲が出ること、ほとんど全ての日本人が関心を持たざるを得ない事態であることです。

 これらを踏まえ何か思い当たる事態がありませんか?

 世情をある程度分かっている人なら、これが、恐らく中国の台湾進攻の勃発に伴う、先島諸島(南西諸島)の全島民の脱出避難が実施され、成功することを示しているのだと思うのではないでしょうか。戦争ですから全体としては大きな被害も出ます。ただ、当然疑問が1つ残ります。何故自衛隊ではなく海上保安庁に犠牲が出るのでしょうか。これは考えれば分かることです。平和国家日本の政府は中国軍と自衛隊が交戦し、戦争に発展することを極度に恐れます。だから自衛隊を出せば中国軍の攻撃を受けそうな危険且つ避けられない任務には、重武装した自衛隊を出さずに海上保安庁に充たらせます。軍隊相手に警察を差し向けるのですから、犠牲が出ます。それでも戦争に発展する重大性と比較したら、犠牲がある程度出るのは止むを得ないと日本政府は考えるはずです。

 分からないのはそれが起きる時期です。惨事が現実化するという大きな運命の流れに入ったことは言えると思うのです。その兆し、前兆、象徴現象が正月に起きたということは、日本人の思考習慣に従って常識的に考えれば今年(2024年)中に起きそうですが、中国で台湾進攻の準備が十分整うのは2027年と一般的に言われており、2024年ではあまりに前倒しです。だから正直いつ起きるか分かりません(因みに、私自身がエネルギーの推移を分析する方法で繰り返し占った結果では2026±1年と出ています。)私は、台湾進攻が早まるのは、世界の運命が良い方向に移動していることの証と捉えているので、心配が増している訳ではありませんが…。

 台湾進攻が起こった場合の経済への影響は気になるところです。例え日本が大幅譲歩して日中戦争への拡大を避けたとしても、中国貿易停止、シーレーンの通行妨害は大いに予想されます。防衛費を出せるだけ出して、国債の大量発行で賄うことは避けられません。今でさえ政府の保有資産は債務をぎりぎり上回っているだけの状態なのですから、当然債務超過に転落します。債務超過になった場合のみを想定した試算で、為替レートは一説には1ドル500円ですから、日本の産業の受けるダメージを全て勘案したら、まあその未来は一言でいって悲惨。

 残念ながら、日本のそんな未来が正月に提示されてしまいました。後はこの記事をどう受け止めるかは読者の自由だということを強調しておきます。信じないも良し、納得して対応に動くもまた良しです。

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